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渡来の侵略者から日本を解放するJCの神

1852年、ストウ夫人「アンクルトムの小屋」は奴隷解放への世論を喚起した。南北戦争のさなかストウ夫人と会見したリンカーン大統領は「あなたのような小さな方が、この大きな戦争を引き起こしたのですね (So this is the little lady who started this great war.)」と挨拶したという逸話がある(wiki「アンクルトムの小屋」より)。

もしかしたら、光永康則,「南Q阿伝 」, 月刊少年シリウス, 講談社, 2012年4月-(連載中)が日本にとってのそれかも知れない、渡来の侵略者によって蝕まれ支配されている日本を解放するための。

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主人公「南久阿」様の御言葉;
「日本は我々が取り戻す」 ch.01 pp.15
「この国を乗っとらんとする渡来の侵略者からこの日本を解放するために!」 ch.01 pp.36
「今なお渡来神に操られ疲弊している土地は日本中に存在している。我々はこれらを一カ所ずつ解放していく。日本を完全に取り戻すまで」ch.02 pp.32-33
「我々はお前達に抵抗する。日本の海を好きにはさせんぞ」 ch.03 pp18-19
「退きませぬ。ここで我らが退いたら日の本はどうなりましょう」 ch.06 pp.3
「このやり口にははっきりと強い悪意を感じる。日本そのものに対する薄ら寒い悪意を・・」 ch.06 pp.15
「日本は監視されている。渡来神に限らず数多の勢力がこの日本を密かにあるいは無遠慮に注視しているのだ」 ch.08 pp30
「・・今の我々には手を出す事すらできぬ存在がある」「我々の敵は強大だ。未だにその全容は計り知れない」 ch.09 pp.53-54
「日本は乗っ取られつつある。そして様々な形で日本の伝統や文化を寸断する機会をうかがっている」 ch.10 pp.45
「不服があるなら実力で阻止してみせろ。ここは日本だ。お前たちの好きにはさせない」 ch.11 pp.43

南久阿様の御名はクトゥルフ神話由来だが、「南Q阿伝」というタイトルはシナ社会の病理を告発した阿Q正伝(魯迅, 1921)を意識していると思える。現代日本の病根が、日本古来の神々に取り憑き悪事を働く侵略者=大陸からの渡来神にあると告発し、日本古来の文化伝統の復活を目差す点において類似する。まさにch.09の台詞の背景は、PM2.5などの大気汚染の元凶である西隣の某大陸国の都市風景であった。

連載開始の2012年4月の頃、時の政治&社会情勢を嘆いて多くの日本人が異民族に支配されているかのような思いを抱いていた。作者もまた同じ思いであったに違いない。本作は国民が感じていたこの思いを読者に意識させてくれる。その意味で先駆けのひとつである。そしてまだ嘆きを知らぬ若い読者の心の中にも、日本に対する思いを醸成してくれるだろう。


渡来の侵略者から日本を解放するJCの神に萌え。萌えこそ正義。核を持たぬ日本の最終決戦兵器だ。

— posted by bemybaby at 11:53 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

今だから再読する西田昌司機関紙showyou第60号( 09/10/1)

首を洗って待っていろLink 」との威勢の良い啖呵のそのあとが続かない。菅直人は東北大震災と原発事故において姑息で卑怯な振る舞いによって長く記録されることになったが、まだ塀のこちら側にいる。まあしかし本件を以て、参議院議員西田昌司氏の、類希なる才覚を国政に活かして欲しいと思えるようになれたのは、選挙区民として大きな収穫であった。

氏の才覚は努力によって培われたものだという。そこで氏の論説「西田昌司機関紙showyou第60号( 09/10/1)Link 」を再読し、自分なりに要点をまとめてみた。三年前に自民党が下野した直後のものだ。タイトルは「自民党よ、保守政党としての原点に戻れ」。
今でこそ自民党に期待と信頼が寄せられてはいるが、対立党の自滅に因るところ大である。安倍第一次政権を退陣させたのも同じ自民である。日本を壊し、民主党やマスコミの跳梁を許したのも自民である。古き自民的なものは今のこの機に改革されなければならない。したがって、西田氏の論説「自民党よ、保守政党としての原点に戻れ」を今だから再読してみた。結論は、草の根保守の再結集。西田氏の賛同者支援者が増え、氏がさらに働かれることを期待する。

先の大敗の原因その1
「自民党自らがグローバリズムに呑み込まれ、社会の秩序を破壊」
「日本人は自らのアイデンティティーを失いグローバリズムに呑み込まれてしまった」
「自民党自らがグローバリズムに呑み込まれ、社会の秩序を破壊」
「保守政党でありながら守るべき国柄を示せなかった」
再生のための方策
「保守政党として我々が守るべき国柄は何かということについて、明確に示す」
「ところがこの国柄を論じることが戦後の日本ではタブー」
「原因は」「敗戦により歴史観が分断されたため」
「開国から維新に至る経緯についても正しく示す」
「近現代の歴史を、タブーを超えて議論」
「グローバリズムと距離を置きながら、国柄を守るためには、それを担保する防衛政策と国民の覚悟が必要」
先の大敗の原因その2
「無駄とは何かということについてしっかりとした議論をせずに構造改革が叫ばれた結果、行政は大混乱に」
「議論を避け、予算削減によって財政再建をしようとしたところに無理」
財政再建という課題
「無駄とは何かということについてしっかりとした議論」
「我が国の国民負担率が先進国中、極めて低い」
グローバルマネーから如何にして国民経済を守るか
「国民負担率を上げ、それを社会保障や地域づくりに支出」
「国民負担率を上げた部分(国民の富)は必ず国内に還元される」
守るべき国柄
「国や地域が相互扶助」
「(地域格差を拡大させないため)地方独自財源の増加より、地方交付税の増加の方が正しい」
「生まれ育った故郷で家族や友人と共に何代にもわたって住み続けられる仕組み」
人口問題
「地球全体では人口増加」
「日本の人口が減少するということは、確保すべき食糧、資源、エネルギーが少なくて済み歓迎すべきこと」
「脱成長型社会を構築できるチャンス」
草の根保守の再結集
「草の根保守の再結集」
「故郷や家族を守るために真面目に働いてきた方々が」期待するのは「家族や故郷、そしてその延長線上にあるこの国を保守するための政策であり、そのための覚悟」

理念が”グローバリズムと距離を置き、守るべき国柄を示し草の根保守の再結集”であり、国民の覚悟を求めたうえで、内政面でそれを実現させる経済施策が”国民負担率を上げ、それを社会保障や地域づくりに支出する相互扶助”である。

グローバリズムを氏は「世界が一斉にアメリカ型の社会や経済の仕組を取り入れようとした動き」と規定する。確かに桎梏下の社会を刺激する黒船的活性化を期待したのだが、国際金融主義があっけなく破綻し、結果は日本文化の破壊となった。
「グローバルマネーから如何にして国民経済を守るか」「国民負担率を上げ、それを社会保障や地域づくりに支出」「国民負担率を上げた部分(国民の富)は必ず国内に還元される」は正鵠を得ている。また、そのための公共投資を何でも悪と決めつけず「無駄とは何か」を考えよ、というのが税理士たる氏らしい。

「生まれ育った故郷で家族や友人と共に何代にもわたって住み続けられる仕組み」。産土は思えば遠しの庵主などは、もはや臨むべくもないのだが、もし本当に達成できるならば、安心できる日本が戻ってくるようで魅力的である。これを守るべき日本の国柄として明確に言及したことは、氏の言説が言葉遊びでない証左であり評価すべきと思う。


4月24日追記:
Twitterの140字以内の制限を逆手に取り、2月26日にパラグラフごとにまとめてつぶやき、一連のタイムラインから本稿をまとめあげた。https://twitter.com/archilys/status/306324558036750336Link

Twitter上の名言にこうある。140字の制限でも42回つぶやけば評論ができる。


— posted by bemybaby at 09:33 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

夕子さんの魂の解放(紅涙乙女)

活き活きとして(亡くなっているのに)、心情が伝わってきて(精神を病んでいるのに)、庚夕子さんに衝撃を受けた。おかげで映像をコマ送りにしてキャプチャーしてmy画像を増やしている。これはクラリス姫や、一刻館の響子さんや、消失の長門に出会ったときのemotionに匹敵する。

若々しく健康で美しい乙女が、人柱に選ばれ、唐突に生を断ち切られた。しかも生の終わりは刹那ではなかった。暗闇のなか、ただ一人で、骨折と飢えと寒さと、そして恐怖と身に起きた理不尽な運命への呪いに苛まれながら、ゆっくりと死んでいった。
その苦痛ゆえに悪霊となり、人々を怨んで60年間も繰り返し苛まれ続けた。その爛れた魂が、いかにして解放されたか、「何回でも人柱になってもいい〜(はあと)」wとか笑顔で口にできるようになるまでには。

いやあ、愛ですなあ。苦痛も誰かのためならば報われる。意義ある苦痛と納得できれば恨みも解けていく。メシヤによる人類の救済はこんな具合に進むのだろう。
表層的な肌色成分に隠れているが、これは良くできた脚本である。原作者の力だとすれば恐るべし。

— posted by bemybaby at 01:03 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

世に無神経ほど強きものなし

「それはそれは見事な知らん顔ぶりじゃったそうな。まったく、自分がないというのはおそろしいことぞ。だれにでも頭を下げられ、つぎのしゅんかんには、べーっと長い舌を出して平気でいられる。世にむしんけいほど強いものはないのじゃ。」
   阿比留瑠比さんブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」2012/05/09Link より

庵主の高校の現代国語のG先生は「新聞記者は自分の言葉に責任を持たぬから文章から学ぶところは少ない」と仰っていたのを今でも覚えている。けれども阿比留氏は記者でありながら署名記事が多く、しかも記事末の署名に至る前にいかにもという内容ですぐ見分けが付くほど個性がある。ご本人の個人ブログであればなおさら文章はこなれ、我が意を代弁する表現が出てくる。

今回引用の文章も、どの時代でもないが確実に身の回りのある時代の普遍的な状況の描写であり、ほら貴方のまわりのあ奴のことだとすぐ思い当たらない方はよっぽど友人知人に恵まれた有徳のお方である。最近ではルーピーと菅チョクトがもたらす人災によって、国民の大多数が「むしんけい」の苦さを味わうことになった。

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鋼の精神を体現するは背古井さん。四谷さんのプロトタイプで我が魂の師である。現場において我が身の安楽を省みない鋼の無神経ならば、事を動かすためには必要かも知れない。
しかし権力者の無神経は、ことそれが保身や責任逃れ、独りよがりや支配欲に係わる場合、天然のルーピーか悪意の菅チョクトかの差違はあるものの、もたらす結果は犯罪のそれとかわらない。こんな輩が出ぬように(出たらどうなるかを我々は学習した)noblesse obligeという教養を身につけないと本来は高等教育を受けたことにならないと先人は考えた。いわゆる修身。戦後に旧制高校が廃され、高等教育の庭での道徳教育が破壊された。結果、日本の根幹が揺るいでいる。
「修身齊家治国平天下、格物致知誠意正心」(礼記大学篇)。これなくして何が天下国家か、せせら笑うわ。

— posted by bemybaby at 06:17 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

野ウサギとパイナップルのかけくらべ

シュールだ。しかし深い思索と創造性に満ちて・・・いるような気がする。

米国ニューヨーク州の8年生に与えられた、必修の試験問題。
http://www.nydailynews.com/new-york/talking-pineapple-question-state-exam-stumps-article-1.1064657Link

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The Hare and the Pineapple

by Daniel Pinkwater

In olden times, the animals of the forest could speak English just like you and me. One day, a pineapple challenged a hare to a race.

(I forgot to mention, fruits and vegetables were able to speak too.)

A hare is like a rabbit, only skinnier and faster. This particular hare was known to be the fastest animal in the forest.

“You, a pineapple have the nerve to challenge me, a hare, to a race,” the hare asked the pineapple. “This must be some sort of joke.”

“No,” said the pineapple. “I want to race you. Twenty-six miles, and may the best animal win."

"You aren't even an animal!" the hare said. “You're a tropical fruit!"

“Well, you know what I mean,” the pineapple said.


The animals of the forest thought it was very strange that tropical fruit should want to race a very fast animal.

"The pineapple has some trick up its sleeve," a moose said.

Pineapples don't have sleeves, an owl said

"Well, you know what I mean,” the moose said. "If a pineapple challenges a hare to a race, it must be that the pineapple knows some secret trick that will allow it to win.”

“The pineapple probably expects us to root for the hare and then look like fools when it loses,” said a crow. “Then the pineapple will win the race because the hare is overconfident and takes a nap, or gets lost, or something.”

The animals agreed that this made sense. There was no reason a pineapple should challenge a hare unless it had a clever plan of some sort. So the animals, wanting to back a winner, all cheered for the pineapple.

When the race began, the hare sprinted forward and was out of sight in less than a minute. The pineapple just sat there, never moving an inch.

The animals crowded around watching to see how the pineapple was going to cleverly beat the hare. Two hours later when the hare cross the finish line, the pineapple was still sitting still and hadn't moved an inch.

The animals ate the pineapple.

MORAL: Pineapples don't have sleeves


Beginning with paragraph 4, in what order are the events in the story told?

A switching back and forth between places
B In the order in which the events happen
C Switching back and forth between the past and the present
D In the order in which the hare tells the events to another animal

The animals ate the pineapple most likely because they were

A Hungry
B Excited
C Annoyed
D Amused

Which animal spoke the wisest words?

A The hare
B The moose
C The crow
D The owl

Before the race, how did the animals feel toward the pineapple?

A Suspicious
B Kindly
C Sympathetic
D Envious

What would have happened if the animals had decided to cheer for the hare?

A The pineapple would have won the race.
B They would have been mad at the hare for winning.
C The hare would have just sat there and not moved.
D They would have been happy to have cheered for a winner.

When the moose said that the pineapple has some trick up its sleeve, he means that the pineapple

A is wearing a disguise
B wants to show the animals a trick
C has a plan to fool the animals
D is going to put something out of its sleeve
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用意された模範解答があるのではなく、ただ思考の経路が試される。好きだなあ、こういうの。

— posted by bemybaby at 08:38 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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